検証に使っていた水ヤトム軸
1月に必死に構築していたヤュラルドン軸がいまいち好成績を出せなかったので先月はヤーティ記事を書かなかったが、初日瞬間11位を記録したので当時ミトムのヤケモン検証用も兼ねていたミトム軸を投稿したいと思う。
その後も何度か使って回ることは確認しているので性能については安心されたし。
1.構築
経緯としては構築に必須であるヤャラor山賀でミトムと相性のよさそうな山賀をチョイス、同じく必須級であるヤゲキorヤンフィアでミトムに眼鏡を回せる点や基礎スペックを加味してヤゲキ、この3匹で勝てない対ロトムにヤッチラゴン、キッスに穴があったのでヤンギ、ミトム1匹では不安過ぎるダルマ対策にヤレベースを採用した。
2.個別解説
ヤッチラゴン
正直解説するところがない。前回と一緒である。
簡単に書くと一致技にドリュナットへのけん制、身代わりメタの4種。
サブもほぼ固定でよいだろう。
ヤンギラス
初期はヤサイドンに食われがちなヤンギラスだったがパルシェンにダイマックスなしで勝てること、特殊ドラパに有利を取りやすいこと、単純に高い特防から不特定多数との殴り合いに強いことなど最近ではヤンギならではの魅力も増している。
最近は保険以外の型が台頭したことからCSベースのキッスが多くなったのでヤンギでも大体勝てる。
技は炎P馬鹿力だがどっちもあまり撃たないのでダイスチル用のアイアンテールとかでもいいと思う。
ヤゲキッス
今までのヤーティ全てに入っている剣盾環境最強のヤケモン。
ヤンフィアもたまに使っているが特別な理由がない限りフェアリー枠はこいつを強く推奨する。ダイマックスと相性がよくスペックは通常時のフェアリー技以外こいつが勝っているからである。
珠は悪くはないが眼鏡比では対身代わりサザンで消耗してしまうのが難点。
ウォッシュヤトム
今回の主役。眼鏡を持つことで耐久型の相手を起点に高火力を押し付ける。
強いのは何と言ってもドロポン。刺さるPTには先発にしてドロポン撃ってるだけでサイクルが崩壊する。
反面耐久は微妙。耐性有利なダルマ相手にも半分弱削られる。タイプこそ異なるがポジションとしてはヤャンデラとかに近い超火力押し付け要因となっている。
単体で交代から流せるポケモンこそ少ないが、バンギやアーマーガアなどで削りを入れることで有利を取れるポケモンは多め。
アーマーガアドヒドイデに役割を持ちながらバンギにも打点を備える技範囲は草が下火である現在非常に刺さりがよい。竜にはボルチェンを刺そう。
ヤーマーガア
キョダイ個体を採用。
壁へのメタとして採用したがほとんど撃たなかった。
ただわずかながら撃つことはあったのとダイジェットを撃つシーンもほぼないことが予想されたので好みで選んでよい。
ヤレベース
強い。
役割範囲は狭いが一度にギャラとダルマとミミッキュににらみを利かせられるポケモンは非常に便利である。環境の変化の勝利といえるポケモン。但しダルマと戦わせるときは炎や格闘を一貫させないよう注意。
技に関してはほぼこれで確定でよいだろう。ダイアースは弱点を付ける範囲が優秀で追加効果もイケメンなのでほぼ確定、ダイアイスも天候塗り替えが優秀なので1番撃たないが撃つときは撃つ。
3.選出
結構柔軟なヤーティなので選出自由度は高い。しいて言うならヤッチラ+山賀orヤレベース+ヤンギorヤゲキが多めか?
ヤトムは主軸を名乗っているが選出機会少ないけど出せる時に出せば活躍するタイプのヤケモンなので、言うほど主軸ではない。
ラゴン2種には全く対策を講じていないのが弱点。パッチはヤレベース、ウオノはヤトムである程度はごまかせる。
その分ギャラ、ダルマ、ミミッキュ、ドラパなど厄介なトップメタにはそこそこ厚めに組んであるので、ラゴン2種のいないPTにはほとんど穴がなく選出できる。
4.あとがき
正直ある程度強ければいいや程度のノリで組んだPTだったが、想定外の勝率に驚かされた本PT。上の通りパッチラゴンに当たって穴に気付いたのだが、それを差し引いてもなお高い完成度を持つヤーティである。強いヤーティは穴を埋めることより高スペックヤケモン6匹で構成することが大切だと教えてくれた。
現在は別のヤーティを運用中。成績も比較的いいものが出ていることからシーズン最終順位なるものを載せられたらいいなと思っている。