【順位408位 レート2054】カイナ入りテンプレヤーティ
SV最初の構築記事となります。
シリーズ1では全然結果を残せませんでしたが、今回ようやくレート2050の大台に乗ったので記事を書くことにしました。
1週間前にはこのレートを達成していたので正直もっと盛れた気がしますが自分はよくギリギリで連敗する傾向にあるので最終に1度結果を記録しておきたい思いから一度この順位で止めることにしました。
1.構築及び構築経緯
とりあえず前期からヤーティは一般的な構築に比べ効果の低いアイテムを持つことが足かせになっていると感じていた点、その圧倒的な数値からエナジー持ちテツノカイナの採用は確定だった。
また今作の構築は地面に異様に弱くなる傾向にあったためギャラドスを採用したほか、地面透かしがギャラだけでは心配な他前期猛威を振るった物理ドラゴンにサザンドラが強いのもわかっていたのでこちらも採用した。
あとはやはり前期から強力であり薄い特殊方面に強くタスキマルスケも潰せるバンギラス、強いフェアリーの一貫を切れるテツノドクガを採用。
最後の枠は様々なポケモンを試したが結局テツノツツミは明確な対策枠で受けるのは効率が悪く、むしろドラゴンやフェアリーの一貫を切れるほうが重要と判断しデカヌチャンをラストの枠に選んだ。
2.個別紹介
ギャラドス
おなじみ過労死枠。計算はしていないが選出率はたぶん1位。
とりあえず地面技を透かして威嚇を入れるだけで十分な仕事になる。
また組んだ当時はあまり意図していなかったがイダイナキバが自分の想像以上の流行を見せたため、そちらにも刺さった。
高い両耐久と少ない弱点から対面有利も多く、非常に使いやすい駒であると感じた。
バンギラス
ただハチマキエッジを撃つだけで相手構築が崩壊していく強力なアタッカー。ヘイラッシャやキョジオーンなどほとんどの物理受けは環境に少ない岩技をケアしていないので甘えた受け出しを容易に潰すことができる。
タスキ潰しも言わずもがな優秀であり、カイリューがいたらほぼ確実に選出してエッジを押し付けることができた。
テツノカイナ
そのでたらめな体力と非常に高い火力はまさに役割論理の申し子といっていいだろう。
さらに専用アイテム持ちと欠点らしい欠点は地面が弱点なことくらいしかない。
当構築ではABで採用しているがハバタクカミなどでなければ特殊方面もある程度安定しており、物理方面の繰り出しがやはり多いので最適解だったと感じる。
セグカミラッシャへの最適解もこいつなので、特にセグレイブ入りの構築には頻繁に選出することとなった。
テツノドクガ
その脆そうな見た目に対しサーフゴーなどに受け出せたりテツノブジンもたすきさえなければ勝利出来たりと汎用性は高い。
ガッサに勝利できる唯一の駒でもある他、物理受けを崩す際にはほぼこいつが出動することになるので選出機会は多かった。
また炎タイプながら高い特殊耐久とエナボから水ロトムにも強く、カイリューに神速を強制させられるなど重要な役割は多い。
サザンドラ
ギャラでは長期的に押し負けそうなヘイラッシャ+ガブみたいな構築にはこのポケモンがギャラに代わって出動する。
特に対ガブリアスはこのポケモンが初動で鋼テラスする前提で立ち回ることが多く、今なお鋼サザンの汎用性は高いと感じられた。
デカヌチャン
選出率は低かったが優秀な耐性から相手の技の一貫を切れるのが優秀だった。
特にクエスパトラやミミッキュがいる構築にはよく選出し、デカハンマーとはたき落とすで負担をかけていく立ち回りが多かった。
3.選出と立ち回り
ギャラ+カイナドクガバンギから2匹が基本。相手次第でギャラをサザンドラに切り替えたりバンギをデカヌチャンにしたりする。
ただし相手が露骨な受け構築だった場合はバンギ(先発固定)+ドクガ+カイナで選出。この構築で受けループには本当に1度も負けていないため、受けループに勝ちたいならおすすめ。
4.終わりに
いつもの結果証明。
今期のYTはツツミカミを筆頭に厄介な相手が多くなったが、それを上回る利益(主にカイナとブーストエナジー)を享受できたと感じた。
この2匹しかパラドックスは使っていないので、来期は様々なパラドックスを使いながらより高順位を目指せたらよいと思っている。
シーズン16最終323位 ヤシアンヤーティ
お久しぶりです。
長らくまともな結果を出せなかったためブログを全然更新できていませんでしたが、
今期ようやくある程度の成果を出せたため久々に構築記事を書こうと思います。
1.構築及び構築経緯
構築は以下の通り。
まず構築は未知の環境だったため使えそうなヤケモンを片っ端から使い中でもダントツで使いやすかったヤシアンを主軸に構築を組むことにした。
ヤシアンは敵方のザシアンに弱いためそれを対策するためのヤラヤラ、
この2匹できつい物理受けやランドロス、砂かきドリュウズを受けるためにミトムを採用。
この3匹はいずれも耐久が微妙*1なため、特にヤシアンの役割を補強するためのヤンギラス、
そして威嚇による耐久補助が可能かつPTが物理に偏ることを防ぎ、さらに物理特殊のバランスもとれるヤーマンダを採用。
残りの枠はかつてはヤッカグヤ、ヤンドロス、ヤットレイetcが入っていたが、今シーズンからカイオーガが無視できなくなったためカイオーガメタとしてヤマゲロゲを採用した。
2.個別紹介
ヤシアン
努力値:H252A252D4 くちたけん きょじゅうざん/じゃれつく/インファイト/サイコファング
超高い火力、高水準の耐久、きょじゅうざんによるダイマックス耐性、一切競合しない持ち物、無振りでもラオスサンダーを抜く速さと全てにおいて完ぺきという他ないポケモン。論者でなくでもH振りがざらにある以上もはや説明は不要だろう。
特定のポケモンに薄くなろうと無理して選出する価値のあるポケモンだが、メタモン入り構築や受けループには選出しないこともあった。
最後の枠にはサイコファングを採用したが、ラプラスのキョダイセンリツからのザシアンは極めてYTには脅威であった他、ムゲンダイナにも刺さったため採用価値は十分にあったと感じる。
ヤラヤラ
努力値:H252A252D4 ふといホネ フレアドライブ/ポルターガイスト/ホネブーメラン/かわらわり
対ザシアン性能だけでなくレジエレキ完封、そして受けループに対する異様なまでの強さが際立った。
その圧倒的な火力と範囲により、的確に技を撃てばムゲンダイナだろうがヌオーだろうが受けを許さない。
こいつのおかげで対受け構築にはほとんど白星が付いたため、採用してよかったと感じた。
一方で肝心の対ザシアンの駒としては反動に注意を払う必要があるのだが、後述のポケモンたちのおかげでごまかすことが可能だった。
ウォッシュヤトム
努力値:H252C252D4 こだわりメガネ ハイドロポンプ/かみなり/ボルトチェンジ/あくのはどう
とりあえずこいつのボルチェンでお茶を濁してザシアンを降臨させるのが本PTの王道パターンだった。論理的じゃないとか言わない
鋼1/4がとにかく強力で、ヤシアンをコピーされたら死に出しでこいつを投げる手段をとれるほか、ダイマックスを切れば終盤のザシアンとの打ち合いを制することが出来るのも良い点だった。
また火力が非常に低く見られているため、悠長に居座るカバルドン、ランドロスを一瞬で押し流すのが容易、なおかつダイマックスを切って黒バドレックスに奇襲をかけるのも強い動きに感じた。
環境にカイオーガが多かったのでこれにただ乗りして高火力なハイドロポンプと必中雷を連打するのもなかなか強力な動き。
ヤンギラス
努力値:H252A252D4 たつじんのおび ストーンエッジ/かみくだく/じしん/ばかぢから
こいつでしかできないことも多い中はがねのつばさイベルタルやリーフストームバドレックスなどマークもかなり強かったのでこれらをどう受け流すかが立ち回りの上で重要である。大体はザシアンを1度クッションにするのが正解なのだが…
他は特に書くことのないいつものヤンギラス。ばかぢから枠は好みだがダイナックル効果で勝てた試合も多いので自分は変えなくてもよいと感じた。
ヤーマンダ
努力値:H4B252C252 いのちのたま りゅうせいぐん/ぼうふう/ハイドロポンプ/だいもんじ
B振りで物理耐久に厚くしたマンダ。無振りのマンダがダイジェットで抜ける相手が激減し抜き性能には期待できなくなったので結果サイクル回す回数増→物理を受ける機会増と言う事でB振りはそこそこ役に立った。
エースバーンに強く攻めでの補完もザシアンと相性が良かったのでつよかった。威嚇による後続サポートについては言わずもがな。
ヤマゲロゲ
努力値:H148A252B108 こだわりハチマキ じしん/アクアブレイク/パワーウィップ/かわらわり
耐久は8n-1かつザシアンのA244+1じゃれつく確定耐えまで振っている。D方面に割かずともここまでHを確保しておけばカイオーガの臆病冷ビベースのダイアイスをあられ込みで1.5耐え出来る。
ガマゲロゲ=すいすいのイメージによって水技が平然と飛んでくるため非常に立ち回りやすく、鉢巻の火力も非常に刺さった。
カイオーガ対策要員でしかないのでハチマキを持たせるのは不安だったがそのカイオーガが異常に多かったうえに弱点の少なさからタイマンにも強めで技範囲も思いのほか刺さる相手が多かったため優秀な1匹だった。
3.基本選出
ヤシアンヤンギヤーマンダ…基本選出。大体の相手に対応できる。
ヤトムヤシアンヤラヤラ…ラプザシサンダーラオス地面には大体これ。ヤトムでボルチェン撃てば大体勝てる。
ヤシアンヤトムヤマゲロゲ…カイオーガ軸にはこれ。ヤトムの枠はよく変わる。
ヤトムヤラヤラヤンギorヤシアン…対受けループ。ヤラヤラの有利対面をどう作るかがカギ。受けループのムゲンダイナは全然火力がないのでボルチェンをムゲンダイナに受けられたらガラガラを投げてしまって全く問題ない。
4.結果
初期シーズンほどではないがある程度いい結果を出せた。
今環境は論理には絶望的と言われていたのでその中でこの結果を出せたのはうれしい限りである。
勝因はザシアン+ガラガラで強力な持ち物を惜しみなく運用できたことだと思っている。かなり持ち物を贅沢に使えたので他PTのメンツとも十分にやりあえるパワーのヤケモンをそろえることが出来た。
S3最終109位(瞬間12位) ヤリュウズヤーティ
今期はがっつり最終順位2桁を狙っていたが、AM3時70位くらいで寝たら3桁に落ちていた。最後までやり切らないと高順位は狙えないとわかった。
しかし恐らく役割論理のPTでは最高の最終順位を残しているので記事として残させていただく。
使用構築は以下。
1.構築経緯
役割論理wikiヤャット議論で自分がドリュウズをごり押してヤケモンにしたためちゃんとこいつで結果を残そうと思った。
Sを一切振らないヤリュウズを使う上で、こいつだからこそできることは何かと考えた際、一般ドリュウズの火力ラインは読まれている→なら鉢巻を付ければよいのでは?という考えに至り、鉢巻ドリュウズを採用。
ここに補完として優秀な耐性を持つギャラドス、特殊ドラパキッスサザンをある程度見
れるバンギ、物理に偏りすぎなので特殊枠かつアーマーガアに炎を撃てるトゲキッスを採用。これではミトムが受からないのでサザンドラを採用、最後の枠はヒートロトムだったがあまりにギャラに弱すぎだったのでクレベースに変更した。
2.個別解説
ヤリュウズ
論者の方々には非常に意外だろうが1番選出した。異教徒界隈のトップメタは伊達じゃないということか。
ハチマキを持たせることで無振りサザン高乱1、HBナットレイ高乱2、HBカビゴン確2など、非常に高い打点を得られる。
無論一部ポケモンは残飯やらなにやらで確定数をずらしてくるがサイクル崩壊には十分すぎる負担となっている。
・呪いやトリルといったダイマ依存度が低いミミッキュをさっさと狩れる
・ガルドを抜ける
・鉢巻持たせやすい(ドサイはアイテエッジをダイマックスで打つ際に支障が出る)
・ロトムを殺せる(体感95%は上を取れた)
・耐久上昇効果のある2種のダイマ技で逆転筋を作れる
使えばダイマックスの機会が多いことがわかるが持ち物は絶対に変えてはいけない。ヤーティはその性質上全ヤケモンが非ダイマで動けなければ話にならないのである。
ヤャラドス
今回はAB252での採用。陽気ギャラのランク補正なし珠ダイジェット砂込み2耐え(=死に出しから勝てる)、ダルマのスカーフつらら2耐えなどが出来る。
アイアンテールを採用すればミミッキュにも勝てるのだが、他の技を失うのが思いのほか大きいので不採用。
前述の通り相性補完も優秀。
ヤンギラス
パルシェン、ドラパルト、サザンドラ、トゲキッスなどを広く浅く見る役。ドラパサザンは後述のキッスでも補強する。
とりあえずノーマル耐性があってダイナックルを使えることからダイスチルの無いカビゴンをごまかせるポケモンとしても活躍した。
種族値は偉大ということを教えてくれる1匹。
ヤゲキッス
剣盾のヤーティには必須。なんでもできる。
ラス枠原始の力は能力上昇ボーナスも見込めるほかギャラとの殴り合いやヒトムへの打点と様々な場面で有用だった。
耐久型にとりあえずエアスラ打っておけばごまかせる場面も多い。
最初は珠だったが身代わりにイラつくシーンが多く眼鏡に変更。
ヤザンドラ
ミトムはぶっちゃけドリュにぶん投げた試合が多かった。
ただドリュウズはアーマーガアに打点を持たないので、崩しやすさ意識の選出をしたい際に選出する。
あと言わずもがな流星群は強い。
ヤレベース
ギャラピンポ採用だが、ダイストリームから入られると負ける強い弱点がある。
しかしここまでの5匹は死に出しすら怪しいヤケモンばかりなのでステロ込みでも死に出しできるだけありがたい部類ではある。
サザンドラとこいつの2匹は正直結構改善の余地がある。ただしアーマーガアとミトムをある程度見れそうだったパッチラゴンは微妙だったので他で考えたい。
3.基本選出、使用感
ドリュギャラキッスorドリュギャラバンギが基本。ドリュが大概の相手をごまかしてくれるので非常に選出しやすかった。
たまに出てくる受け構築にはサザンキッスドリュで対応する。クレベースはギャラ+ミミッキュまで出てくれば選出。
増加していたカビゴンやトリルミミッキュにめっぽう強いというのが売りだが、同時にビルドジェットアーマーガアにはめっぽう弱いPTでもあった。
でもドリュウズ自体は非常にその性能を惜しむことなく発揮してくれたので、組んだ甲斐はあったと思う。
4.終わりに
来期からは環境が大きく変化し、アシレーヌにもラプラスにもロクな回答がないPTなので使わないことをおすすめします()
来期は結構興味のあるポケモンが多数解禁されたので序盤はそいつらを試しながらゆったりやろうと思います。調子よさそうなら1桁目指します。
検証に使っていた水ヤトム軸
1月に必死に構築していたヤュラルドン軸がいまいち好成績を出せなかったので先月はヤーティ記事を書かなかったが、初日瞬間11位を記録したので当時ミトムのヤケモン検証用も兼ねていたミトム軸を投稿したいと思う。
その後も何度か使って回ることは確認しているので性能については安心されたし。
1.構築
経緯としては構築に必須であるヤャラor山賀でミトムと相性のよさそうな山賀をチョイス、同じく必須級であるヤゲキorヤンフィアでミトムに眼鏡を回せる点や基礎スペックを加味してヤゲキ、この3匹で勝てない対ロトムにヤッチラゴン、キッスに穴があったのでヤンギ、ミトム1匹では不安過ぎるダルマ対策にヤレベースを採用した。
2.個別解説
ヤッチラゴン
正直解説するところがない。前回と一緒である。
簡単に書くと一致技にドリュナットへのけん制、身代わりメタの4種。
サブもほぼ固定でよいだろう。
ヤンギラス
初期はヤサイドンに食われがちなヤンギラスだったがパルシェンにダイマックスなしで勝てること、特殊ドラパに有利を取りやすいこと、単純に高い特防から不特定多数との殴り合いに強いことなど最近ではヤンギならではの魅力も増している。
最近は保険以外の型が台頭したことからCSベースのキッスが多くなったのでヤンギでも大体勝てる。
技は炎P馬鹿力だがどっちもあまり撃たないのでダイスチル用のアイアンテールとかでもいいと思う。
ヤゲキッス
今までのヤーティ全てに入っている剣盾環境最強のヤケモン。
ヤンフィアもたまに使っているが特別な理由がない限りフェアリー枠はこいつを強く推奨する。ダイマックスと相性がよくスペックは通常時のフェアリー技以外こいつが勝っているからである。
珠は悪くはないが眼鏡比では対身代わりサザンで消耗してしまうのが難点。
ウォッシュヤトム
今回の主役。眼鏡を持つことで耐久型の相手を起点に高火力を押し付ける。
強いのは何と言ってもドロポン。刺さるPTには先発にしてドロポン撃ってるだけでサイクルが崩壊する。
反面耐久は微妙。耐性有利なダルマ相手にも半分弱削られる。タイプこそ異なるがポジションとしてはヤャンデラとかに近い超火力押し付け要因となっている。
単体で交代から流せるポケモンこそ少ないが、バンギやアーマーガアなどで削りを入れることで有利を取れるポケモンは多め。
アーマーガアドヒドイデに役割を持ちながらバンギにも打点を備える技範囲は草が下火である現在非常に刺さりがよい。竜にはボルチェンを刺そう。
ヤーマーガア
キョダイ個体を採用。
壁へのメタとして採用したがほとんど撃たなかった。
ただわずかながら撃つことはあったのとダイジェットを撃つシーンもほぼないことが予想されたので好みで選んでよい。
ヤレベース
強い。
役割範囲は狭いが一度にギャラとダルマとミミッキュににらみを利かせられるポケモンは非常に便利である。環境の変化の勝利といえるポケモン。但しダルマと戦わせるときは炎や格闘を一貫させないよう注意。
技に関してはほぼこれで確定でよいだろう。ダイアースは弱点を付ける範囲が優秀で追加効果もイケメンなのでほぼ確定、ダイアイスも天候塗り替えが優秀なので1番撃たないが撃つときは撃つ。
3.選出
結構柔軟なヤーティなので選出自由度は高い。しいて言うならヤッチラ+山賀orヤレベース+ヤンギorヤゲキが多めか?
ヤトムは主軸を名乗っているが選出機会少ないけど出せる時に出せば活躍するタイプのヤケモンなので、言うほど主軸ではない。
ラゴン2種には全く対策を講じていないのが弱点。パッチはヤレベース、ウオノはヤトムである程度はごまかせる。
その分ギャラ、ダルマ、ミミッキュ、ドラパなど厄介なトップメタにはそこそこ厚めに組んであるので、ラゴン2種のいないPTにはほとんど穴がなく選出できる。
4.あとがき
正直ある程度強ければいいや程度のノリで組んだPTだったが、想定外の勝率に驚かされた本PT。上の通りパッチラゴンに当たって穴に気付いたのだが、それを差し引いてもなお高い完成度を持つヤーティである。強いヤーティは穴を埋めることより高スペックヤケモン6匹で構成することが大切だと教えてくれた。
現在は別のヤーティを運用中。成績も比較的いいものが出ていることからシーズン最終順位なるものを載せられたらいいなと思っている。
ヤッチラゴン軸
環境初期から研究し続けてきたヤッチラゴン軸だが、ようやく紹介するにふさわしいYTが完成したので投稿させていただく。
他のヤケモンの試運転や立ち回りの研究など考える点が非常に多く、そもそも人口が増加しているのもあって順位を一時的に大きく落としたが、そこから勝ち上がれたヤーティなので実力は保証できる。
1.構築
ヤッチラゴンを使う上でまず真っ先に考えたのが地面で最も多いドリュウズ。これをメタれるのはヤャラとヤーマーガアがいたが、ミミッキュ対策を厚くしたかったのでヤーマーガアを採用。
この2匹ではドラパルトやサザンドラが重かったのでここを補完できるヤゲキッスを採用、この3匹で重い岩タイプやトゲキッスを対策したかったのでヤサイドンを採用した。
この4匹は非常にガラルダルマを苦手としているので、これにある程度対抗できるヤビゴンを採用。最後の1枠はピンポ気味であったが薄いミトムやウオノラゴンに厚く出来カバルドンにもある程度行けるヤリトドンを採用した。
2.個別解説
ヤッチラゴン
主役。こいつの技をいかに交代先にあてるかが立ち回りでは重要になる。
半減は無振りサザンドラ高乱数1、HBナットレイ高乱数2の怪物なのでどうでもいいが、問題は無効である。でんくち無効はサイクル戦では大変なディスアドである。
地面はいたら必ず選出されてるという認識でよい。逆に地面がいなくなればヤッチラゴンの天下である。
しかし、こいつ技範囲がかなり広いのでカバルドンのような極端にBの高いポケモンでなければ牽制技で相手を消せる*1
この牽制技をいかにして相手に叩き込むかが肝心で、脳死くちばしだけではない使えば使うほどその火力を発揮してくれるヤケモンである。
技は地震けたぐり牙では断トツで刺さる相手が多い牙で確定。残りは身代わり対策のロクブラだが結構撃ったのでこれでよいだろう。
ヤサイドン
前作までのヤンギに近く、困ったら採用しとけ枠になってる化け物。
ただ実のところH振りトゲキッスには帯エッジを高乱数で耐えられるのでトゲキッスにはあんまり安定していない。
基本悪巧みから入ってくるので他のヤケモンを捨ててこいつに回すことが大半で、こいつ単体で処理するシーンは少なかった。
それでもほとんどのヤケモンがトゲキッスに悠長な動きを許さないように組まれているのでトゲキッスに敗北した対戦はほとんどない。
ヤゲキッス
今のところ自分の高レートヤーティ全てに入っている。
今回特筆したいのは眼鏡キッスのやばさ。
ラッキーの不在により低火力でありながら受け構築をエアスラ1つで半壊させるポテンシャルがある。
後述のヤリトドンはピンポメタ用のヤケモンであることから選出しづらいことが多いのだが、トドンが選出できない際はカバ、ドヒドイデもこいつで見ることが多々ある。
火力も相手が完全に想定外であるがゆえに対応できなくなるシーンが多く、間違いなく1番勝利に貢献してくれたヤケモン。
ヤーマーガア
ドリュウズミミッキュがいるとこいつの選出が必須になるので当然選出回数は非常に多い。
あまりゴツメは人気がないようだがドリュと襷ガルドに対して頻繁に繰り出すのでゴツゴツメットにしている。つのドリルに対する保険にもなりうる。
上のヤゲキッスとの同時選出も多いがこの2匹の選出はロトムに非常に弱い。ロトム対策はがちがちにしていくこと、ロトム入りのPTにはトンボを積極的に使うことなどを心掛けたい。
ヤビゴン
ダルマはさることながらパルシェンに対するメタにもなりうる。
DDが間違いなく1番使わなかったのでここは地震とかでもいい気がしている。
また、ダルマは馬鹿力を持っているので格闘技透かし(というかヤゲキッス)も一緒に選出しなければ厳しいことに注意。
ヒートロトムも考えたが単純に電気被りが嫌なのでこっちにした。スペック自体も高く構築段階で結構いい加減に見ているポケモンも多かったりするのでそういう相手に対してのケアにもなりうる。
ヤリトドン
主にウオノラゴンとミトムに対抗する駒として入れたが、あんまり当たらなかったので草ヤトムとかでもいいかも。
ただしドヒドイデ中心の受けに対する対抗札としての役割を兼ねているのでナットレイとかはあまりお勧めできない。鉢巻奪うし。
モスノウもこのヤーティでなら使えるかなと思ったがドヒドイデに有効打0と気づき即おじゃんになった。
3.選出
わざわざ記事で伝えなくても勝手にそうなると思うが山賀ヤゲキ+野菜orヤッチラが基本選出になることが多い。竜がいないとヤゲキが抜けて山賀野菜ヤッチラになったりもする。とにかく上4からの選出が基本。
ダルマはいたらほぼ100%選出されたのでいたらヤビゴンは原則にしよう。
一方ロトムはそんなに無理ゲーじゃないのでいてもトドンは無理に出さなくてよい。トドンは刺さってるときにだけ出すのが原則(目安は3匹以上)
4.戦績
瞬間最高65位を記録。500位以内なら結構長く維持していた。対戦数は数えていないのだが1000位以下になったことはあまりない。
最高記録でこそないが人口が一定数増えた上での100位圏なのでまあまあ満足している。
5.あとがき
構築を組むのは大変だったが結構方向性はわかりやすいため役割論理の原点である超火力を体感したい方にはお勧めである。
構築については結構他のYTに比べ変わっていると感じる。どうやってヤッチラゴンを通すかに重点が置かれ、同時に薄い相手が結構多いヤーティでもあるためだ。例えばゲンガーは初手投了でよいレベルに切っている。
ダルマやキッスにもやや薄目に組んであるが、正直ミミッキュみたいな極端に多い相手でもない限り多少怪しい相手がいても仕方ないかなと思っている(代わりに受け構築やミミッキュにはかなり強く、これらに負けたことはほぼない)。
総合的な完成度は間違いなく今まで投稿したものより高く、どんなプレイヤーでも気軽に触れるものとなっているので論者でない方にもおすすめ出来る。
ダイママホイップ(おそらくHのみに振った個体)が1撃で死ぬなどヤッチラゴンの火力にも見どころがたくさんある。強さだけではなく面白さも保証できる。
ヤリュウズレビュー
論理wikiで好印象な使用感があったのと論者の方から理想モグリューをいただいたので実機とshowdownの双方でヤリュウズを使ってみた。
結論から言えば弱い。
いかにヤリュウズをどう使ってどう弱かったかをレビューしていく。
1.使用状況
*3/1、公開を停止しました。
早い話が使ったヤーティである。
強いヤーティではないので詳細は省くが、ヤリュウズと相性がいいらしいヤャラヤトム、ドラパルトサザンドラに強いキッス、ロトムに強いサザン、雑に全体を補強できるカビゴンという形で埋めていった。
カビゴンの冷凍Pはキッスおよびドラパルトへの打点として採用している。
2.選出状況
選出機会自体は多い。
ミミッキュやバンギラスはそこそこ見る部類のポケモンだからである。
何に勝てるのかよくわからない氷虫みたいなポケモンよりはましである。
選出出来なきゃ意味がないのでそういう構築になっている。
3.使用感
本題である。
がとにかくきつい。一致は強いがサブはそんなでもないのでこいつには絶望しかない。
野菜のエッジですら2回ほど耐えるのだからこいつの岩雪崩のダメージは察しが付くだろう。
ムドーとは異なり単体でもガンガン構築に入るポケモンなのでこいつに一致技を完封される辛さは並のものではない。
ではこいつがいないptならば余裕wwwかというとそうでもない。
やはり耐久が低く特性に突破を依存しているせいでミミッキュ受けが言うほど安定しないのだ。
こいつでのミミッキュ突破を例に挙げてみよう。
終盤ラス1ミミッキュでお互いダイマックスを切っておらず、ドサイは半分くらい消耗しているケースを想定する。
ギャラとミミッキュが対面しているとかの場合、適当に削ってやればミミッキュは剣舞からダイマックスしてくるのでこちらは死に出しダイスチルで処理。終わりである。
しかしドリュウズならどうか?
半分削れていたら舞ったミミッキュにダイマックス関係なく確定で殺される。
これは型破り依存でミミッキュに対抗しているが故の問題であり、捨てで皮を剥いでもドリュウズが恩恵を全く受けられないために遂行条件をかなり厳しくしている。
唯一オーロンゲに瓦を打つ時だけはほかのどのヤケモンより輝いていたが、それだけならどう考えてもドサイドンのほうが強い。ジュラルドンにも勝てるとのことだったが見なかった。
またSが早いので全く出さずに残っていたら打ち合いで勝利できることもあったが、これも全く役割論理的な強みではないだろう。
4.まとめ
総合的に考えると、ヤリュウズは雑魚である。
しかし、もしかしたら私が下手なのかもしれないのでQRだけ残しておいた。
お前が雑魚なだけでヤリュウズは強いだろと思っている方にはぜひ使ってほしい。
最強ヤケモンランキング
みんなもこれを基準にヤーティを組んでみよう!
1.tierリスト
結論から行けばヤケモン一覧はこんな感じになるだろ、みたいなものである。
S...一軍。この中から1匹も採用していないヤーティはカス。
A...一軍と二軍の狭間。強いが脳死採用には疑問が残るメンツ。
B...二軍。数が減ったので二軍も貴重な人材である。
C...二軍とゴミの狭間。しかしだいぶ二軍寄りに考えているヤケモンがここである。
Dランク以下は弱いと思っているポケモン。その他のポケモンが入る。(については解説を行う)
2.各ヤケモン講評
Sランク
今作最強のヤケモンだと思っている。クソ刺さる耐性、やばい耐久、役割対象を葬り去れる絶妙な火力ラインなどどこを取っても隙がない。
ミミカス対策には1番使いやすい他持ち物要求もしてこないので困ったら突っ込んでよい。
最強その2。構築記事で何度も書いているので詳しくはそちらも参照してもらいたいが、耐性も技範囲も全てが環境に刺さる。フェアリー炎は今作竜炎なんか目じゃないレベルで強い。
同じフェアリーのニンフと比較すると火力は劣るものの物理耐久がドラパルト対面では馬鹿にならず、素早さの差でアーマーガアに先制で炎を打ち込める点でも優れる。フェアリーで迷ったらこいつを入れればよい。あとはエアスラッシュやダイジェットでごまかしが効く差もある。
固有耐性が超強い。トゲキッスを完封しつつドヒドイデ関連のサイクルにも有利も取れ、受けてくる相手もバンギラスと水地面くらいしかいない。ボルチェンも使える。
そしてそもそも今作は特殊技を放てるヤケモン自体が貴重な部類なので様々な意味で環境に追い風が吹いているといえる1匹である。
悪の波動が強いのも相変わらずだが、今作はフェアリーに等倍しか取れなかったラスターカノンがちゃんと牽制技になったという点が大きい。
実際に相手のサザンからも飛んでくるのでフェアリーいるからと油断してると死ぬ。
気合玉は無視してよいものとなったがダイマックス技の効果からバンギにもさほど不利は取られない。
ライバルにドサイドンがいるが、こいつは霊悪に耐性があって砂をダイマックスなしで撒けるのが強い。こいつ独自の役割対象でかつ代表的なものにはリザードンが挙げられるか。
相性のいい味方も多く、攻撃面でも一致悪技で一貫を作りやすいことから変わらず使いやすいヤケモンといえる。
ドリュウズ以外のほとんどのポケモンをでんげきくちばしで消し飛ばせることが偉く、でんげきくちばし以外の技も超強力。
正直耐久には眼鏡技を何度も受けさせるようなことをしなければ全く困らない。むしろギャラに強い固有耐性は評価の対象ですらあり、割と汎用性もあるヤケモンである。
しかしでんくちで潰せるからと何でもこいつに任せると簡単に死ぬ。筆者はそういった運用をしていたせいで一時期順位が五桁になった(現在同じYTで回復した)。
正しい運用をして実力を発揮できるようにしてやりたい。
Aランク
威嚇を撒けるのはこいつとズキンだけだが、役割対象が意外にいないヤケモンでもあり、1軍の中では1番立ち位置が怪しいヤケモン。
幸いにもリザードンが増加しているのでこれに有利を取れるのは同じドリュウズキラーのアーマーガアにはない強みである。
エッジを初めとした牽制技もアーマーガアより豊富なので意識して運用したい。
私的にもっとも一軍に近い存在。癖のない鋼がレアなのでなおさらである。
しかし火力がとにかくしょぼい。一致弱点つける相手でもちょくちょく撃ち漏らす。
ドリュミミッキュ双方に有利なだけで戦っているポケモンであるのは間違いないためヤケモンとしての評価はこちらにした。活躍は一軍のポテンシャルがある。
正直なめていたが予想を遥かに上回る強さだった。ハイパーボイスを止められるポケモンは現在ほとんどいない。
ドラパルトに対するBが不安なのが弱点。ダイマックスすれば耐久は安定するが結局落とせなくなる。
フェアリーであることが存在価値なのでいうほど眼鏡は要らない気がした。無論眼鏡を持てば高い破壊力に磨きをかけられる。
ダイフェアリーはスキン補正がかからないので注意。
初期環境では弱いと思っていたがフェアリーやアイアントなどこいつでしか見れない相手も増えた。
鋼の耐性がそのまま残っているのでとりあえず一貫を切るのにも役立つ。
ダイマックスとの相性は異教徒型ほどではないがそのまま畳みかけられないのはやや不便なところもある。
Bランク
ヒートロトムのフェアリー電気耐性が消えているのが痛い。めざパもなくなったので水電気はナットレイに不利を取られるだけの攻撃属性である。
地面や水に強いのが売りだったが今作の地面はドリュウズを意味しており、水は最メジャーギャラがウィップを覚えるなど逆風が強い(ダイマックスを合わせれば止まるが)。
ただ、ガラルヒヒダルマの氷炎両方に耐性を持ちサブで弱点突かれないのはこいつだけ。またボルチェン通しやすいのも相変わらずではある。
ミミッキュやガラルダルマに有利を取りやすいABが注目されているが、悪巧み使いを含めほとんどの特殊に有利をとれるADも悪くなさげである。
しかし等倍受けの宿命か非常に過労死しやすく、役割対象が複数いても見れるのは一匹が限度。
ヤーティと相談して何を見るか決めていきたい。
すり抜けが強い。
正直事前評価では舐めていたが特殊AT最高峰の火力は伊達ではなかった。
オーロンゲは不利に見えるが不意打ち持ちは見ないので有利でよい。
ダルマもテンプレの馬鹿力トンボなら余裕である。
ただ耐久が祟って腐ることも多いっちゃ多いので選出は慎重に。
スペックは低いが、ロトムやバンギラスなどだるいポケモンに有利。
環境には敵だらけだが役割対象もそこそこいる、そんなヤケモンである。
そもそも格闘でまともなのが殆どいないので格闘が欲しかったらおのずとお呼びがかかるだろう。
しかしやはりスペックは低い。役割対象がいるからとむやみやたらに出すのは控えたい。
個人的にこっそり評価している1匹。
ダルマミミッキュギャラなど物理のトレンドが変わったことで有能になった。
技威力の関係で皮さえ剝いでいればダイマを消費してしまってもミミッキュを相手とれるのは他のミミッキュ対策枠にはない強み。
ドラパルトも相手取れる時期があったが特殊型が増えたので無理になった。また、アイスボディをダイアイスで活用可能になったのでこれもありかもしれない。
ピンポイントながらロトムのやりたいことを絡め手込みで完璧に止めてくれる仕事人。
ドヒドイデと特殊受けをバンギに任せた受け構築にもそこそこ強く出れる。
しかし対面性能はかなり低い。適当に使うとすぐ死ぬので注意。
地味にアイアントの技をダイナックル以外すべて半減できるが、ダイワームも結構いるので注意。
前の記事にも書いたがダイマックスとの相性が最悪である。
そして今どきの抜きエースをダイマックスなしで止めることは不可能に近く、完全にシステムの犠牲者となっている。
環境の変化で増えたポケモンも軒並みヤットレイで有利を取ることは出来ず、完全に環境に包囲されている状況。
Cランク
別に環境に刺さっているわけではないが雑に耐久が高く弱点も少ないので使いやすい。
バンギはもちろんうまく技を誘って繰り出せれば多くのポケモンに繰り出せる。
威嚇のライバルがギャラしかいないのもこいつにはうれしい限りである。
しかし具体的な役割対象となると結構怪しいものがあるのが難点。
サザンキッスを受けられない特殊受けなので正直存在価値が怪しいが、何だかんだ技範囲は広く繰り出されるすべてのポケモンを役割破壊できるポテンシャルは持っている。
眼鏡も現在使用者が減っているので、独占はしやすい状況にある。
Dランク
出せない。
ガラルダルマにしか勝てないしそもそもガラルダルマも強いっちゃ強いが滅茶苦茶いるわけではないのでピンポ対策で採用しても選出機会はほとんどないのである。
ミミッキュはダイバーンで落とせないので対面ですら勝利不可能。一応対面即ダイマからジャイロで行けば勝てるがそんなポケモンはどこにでもいる。
こいつを使うのであればヤサイドンで良いのではないだろうか。
耐性でめぼしいものには竜妖があるが勝てる竜はパッチらゴンしかいないしこのDとSでフェアリーの相手は私は絶対にやりたくない。
3.あとがき
みんなの使ってるヤケモン、気になっているヤケモンはいただろうか?
正直全部を使いきれているわけではないのでここに載っていないヤケモンでもこれは気になる!とかこいつ強かったよ!みたいなのがあればぜひ紹介して欲しい。できればYTも添えて。